ネットでハンドメイド作品を販売してみたい――
そう思って始めたものの、「本当に売れるのかな?」「出品するだけで精一杯かも」と不安のほうが大きかったのを覚えています。
商品を登録し、写真や説明文を何度も見直して、それでも「見てもらえるだけで十分」と思っていたある日。スマホに届いた「商品が購入されました」の通知に、思わず声が出そうになりました。

はじめての通知、思わずスクショしてしまいました…!
驚きと喜びが一気に押し寄せた、あの日のことを、今でもはっきりと覚えています。
売れた瞬間の気持ちは「信じられない」だった

不安だらけの出品作業
はじめて作品をネットに出品したときは、不安しかありませんでした。
操作も要領が分からず、入力ミスがないか、写真の写りは大丈夫かと何度も何度も確認を繰り返しました。

出品作業を手伝ってくれた娘には、「遅い!」と言われる始末
それでも「売れなかったとしてもいい。ここまでやった自分を褒めよう」と思いながら公開ボタンを押したのです。
作品は数百円のポケットティッシュケース。
特別高価なものではありませんでしたが、私にとっては大きな一歩でした。
まさか売れるなんて…!通知が来たときの衝撃
数日後、ふとスマホを見ると「商品が購入されました」という文字が。
目を疑って何度も画面を見返したのを覚えています。「え?ほんとに?誰かが私の作品を?」と手が震え、胸がドキドキして止まりませんでした。
たったひとつの通知が、こんなにも気持ちを揺さぶるとは思っていなかったのです。
とにかく信じられない、でも嬉しい――そんな感情がぐるぐると渦巻いていました。

正直、注文が入ったことが信じられなくて、何度も画面を見返しました。
初めての発送は「緊張の連続」だった

丁寧に、心をこめて
購入してくれた方に失礼がないよう、梱包にはとにかく気を使いました。
袋に入れる順番、メッセージカードの位置、宛名の書き方。
すべてに「これで大丈夫かな?」と確認を重ねながら、ゆっくりと準備しました。
まるでプレゼントを贈るような気持ちで、自分なりの最善を尽くしたつもりです。
箱を閉じたあとも何度も確認して、やっとのことでポストへ。
発送ボタンを押す手も、また震えていました。
失敗から学ぶこともたくさんありました▼

初めてのお客様とのご縁
実は、そのお客様から数日後、もう一度ご注文をいただきました。
「とても気に入ったので、贈り物にもしたくて」とメッセージを添えてくださったのです。
初めてのご縁が、こうしてまたつながったことに、思わず目頭が熱くなりました。

そんなやりとりがあったなんて…なんだか、感動してしまいました。
どんなお客様だったのか想像しながら、感謝の気持ちでいっぱいになったのを覚えています。
あの日の経験は、これからも忘れられない宝物です。
行動すれば、少しずつ世界が動き出す
最初の一歩がなければ始まらなかった
「売れるかどうかは分からないけど、やってみよう」――
そんな気持ちで出品したのがすべての始まりでした。
不安ばかりで、自信はまったくなかったけれど、一歩踏み出してみたからこそ、あの経験が得られたのだと思います。
売れたことはもちろん嬉しかったですが、それ以上に「知らない誰かが、自分の作ったものを必要としてくれた」という事実が、何よりの励みになりました。
「誰かの手に届く」喜びを知ったから
自分が作ったものが、誰かの日常に加わる。
そんな体験を通して、「作品づくりの意味」が変わった気がします。
見た目だけでなく、使いやすさや丈夫さ、贈る相手のことまで考えるようになり、「誰かのために作る」という視点が芽生えました。
あの最初の販売が、私の作り手としての意識を育ててくれたのです。今でも発送のたびに「あのときの気持ちを忘れないように」と、そっと思い返すようにしています。
商品が売れてからの流れはこちらにまとめています▼

まとめ
はじめて売れた日のことは、今でもはっきり思い出せます。
不安でいっぱいだったけれど、通知を見た瞬間にすべてが変わりました。
売れたのは小さな作品。
でもその出来事は、私にとって「やってみてよかった」と心から思える大切な経験になりました。
最初の一歩を踏み出すのは勇気がいること。でもその一歩が、きっと未来の自分に繋がっていきます。
迷っている方にも、あの日の感動をぜひ味わってほしいです。