はじめてのネット販売
ドキドキしながら商品を登録して、
あとは——ただ静かに待つだけ。
見てもらえるだけでも、うれしかった。
そんな気持ちでいたある日。
「売れるわけないよね」
そう思っていた私のもとに、突然の通知が。
スマホの画面に表示されたのは、
**「商品が購入されました。」**の文字。
あの瞬間のことは、今でもはっきり覚えています。
最初は出品するだけで満足
というより、出品するだけで精一杯、、
🔸出品はしたものの、売れる自信はなかった
はじめてネットショップに商品を出したとき、
「これで本当に誰かが買ってくれるのかな…?」
そんな不安ばかりが頭をよぎっていました。
登録作業も、何度も確認しながら、時間をかけてようやく出品。
出品を手伝ってくれた娘には、「遅い!」と言われる始末……。
でも、正直なところ——売れるとは思っていなかったんです。
それでもどこかで、
「見てくれる人がいたらうれしいな」
そんな気持ちはありました。
🔸ある日、スマホに通知が、
数日後。いつも通り過ごしていたある日、
ピロン、と鳴ったスマホに何気なく目をやると——
そこには「商品が購入されました」の文字が。
一瞬、何が起きたのか分からなくて、数秒見つめてしまいました。
手が震えるようなうれしさと、
「どうしよう、本当に購入されたんだ」という驚き。
テンションが、一気にあがりました。
🔸うれしさと、はじめての緊張感
うれしさのあとにすぐやってきたのは、
「ちゃんと届けられるかな?」
「商品の作りは大丈夫かな?」という、はじめての緊張。
梱包はきれいにできてる?
住所の記載は間違ってない?
ひとつひとつ確認しながら、心を込めて準備しました。
「初めてのお客様」への発送は、手紙を書くような気持ちで。
自分の作品が、誰かの手に渡るということ。
それが、思っていた以上にうれしくて、そして——大切な瞬間でした。
ちなみに、最初に売れたのは、小さなポケットティッシュケース。
ほんの数百円の商品でしたが、のちにその方から、
「気に入っているので、プレゼント用にも」
と追加のご注文をいただいて、
そのときのうれしさは、今でもはっきり覚えています。
まとめ
はじめて売れたあの日のことは、今でも忘れられません。
自信のなかった私に、
「やってみてよかった」——そう思わせてくれた出来事でした。
たったひとつの通知が、
小さな背中を、そっと押してくれる。
ハンドメイド販売の第一歩って、
きっと、そんなふうに始まるのかもしれません。