「ハンドメイドは好きだけど、販売ってむずかしそう」
そんなふうに感じていたわたしが、50代でネット販売を始めました。
最初は不安もありましたが、少しずつ慣れていくうちに、自分のペースで楽しめるようになり、今では続けてよかったと感じています。
この記事では、わたしの体験をもとに、販売サイトの選び方や、準備してよかったもの、販売を通じて得たことをまとめました。
「やってみようかな」と思っている方の、最初の一歩になればうれしいです。
ネット販売ってどんな方法があるの?

ネット販売って難しそう…どこから始めたらいいんだろう?
ハンドメイド作品をネットで販売するには、いくつかの方法があります。
それぞれに特徴があるので、実際に使ってみた経験を交えながら違いを整理してみました。
フリマアプリとハンドメイドマーケットの違い
最初に使ったのはメルカリ。スマホだけで出品できて、利用者も多く、購入までのスピードも早かったです。ただし、ハンドメイド以外の商品が多く、作品の価値を伝えるのが難しいと感じることもありました。
その後、minneというハンドメイド専門の販売サイトを知り、移行しました。minneは、作品の世界観や作り手の思いを伝えやすく、購入者とのやり取りも丁寧で、安心して販売を続けられる環境だと感じています。
わたしがメルカリ→minneに移行した理由
メルカリは手軽に始められる一方で、専用ページの作成ややり取りが多く、出品のたびに個別対応が必要でした。過去に出品した作品に再販希望があると、専用ページを作って対応する必要があり、手間と時間がかかっていました。
そんな中、特に人気のある作品がひとつに絞られてきたことをきっかけに、「この作品を中心に、より効率よく販売したい」と思うようになりました。
そこで、ひとつの商品ページで在庫管理や再販登録ができるminneへ移行。作業の効率が上がり、制作にもより集中できるようになりました。
比較してみよう|それぞれのメリット・デメリット
項目 | フリマアプリ (メルカリ) | ハンドメイドマーケット(minne) |
---|---|---|
出品の手軽さ | ◎ スマホで完結 | ◯ 初期設定はやや多め |
売れるスピード感 | ◎ すぐ売れることも | △ じっくり見てもらう傾向 |
ハンドメイドとの相性 | △ 価格重視の傾向 | ◎ 作品の価値が伝わりやすい |
商品管理のしやすさ | △ 専用ページ・再出品が手間 | ◎ 在庫・再販が簡単 |
お客様とのやり取り | △ 事務的な印象も | ◎ 丁寧であたたかなやり取り |
どちらにも良さがあります。最初の一歩としてメルカリで販売の流れをつかむのもおすすめです。実際、わたしもメルカリで取引ややり取りの経験を積んでからminneへ移行しました。
販売前に準備してよかったもの

ネット販売を始めるにあたって、どこまで準備すればいいか悩む方も多いと思います。わたしも最初は必要以上に揃えてしまいそうになりましたが、始めてみると「これはあってよかった」「これは最初はなくても大丈夫だった」と感じることが多くありました。
最低限あればOKな3つ
- スマートフォン(撮影・出品・やり取りに必須)
- 梱包資材(封筒・透明袋・緩衝材など)
- 明るい撮影スペース(自然光の入る窓辺など)
これだけでも十分スタートできます。最初から完璧を目指さなくても、あるもので工夫すればなんとかなります。スマホ以外は100円ショップなどで揃えられすもので十分です。梱包資材はリサイクルではなく新品を使うようにしてください。
続ける中で買い足してよかった道具
販売を続ける中で、「これがあると便利!」と感じて買い足したものもあります。
- スマホスタンド:両手が使えるので撮影が安定します。
- 背景布や小物:雰囲気づくりに便利です。
- プリンターと宛名印刷用紙:送り状印刷が効率的に。
- カッターマットや定規:裁断の精度が上がり、作業効率もアップ。
- パソコン:在庫管理や画像編集、ブログ投稿などで便利。
これらは「続けたい」と思ってから揃えれば十分でした。
販売を始めて感じた“よかったこと・つまずいたこと”
販売を始める前は、売れるかどうかばかり気にしていましたが、実際に始めてみて気づいたのは、売れたときの喜び以上に、「誰かに選んでもらえた」ことのうれしさでした。
誰かとつながる喜び
丁寧なレビューや「また注文したい」というお声をいただけると、「続けていてよかった」と心から思えます。作品が誰かの暮らしの中で役立っている実感が、制作の励みになります。
トラブルがあっても、続けられた
もちろん、失敗やヒヤッとすることもありました。
- 商品の送り間違い
- 納期に間に合わず謝罪したこと
- お届け後の破損連絡
そうしたときは、できる限り誠実に対応するように心がけました。結果的に「対応が丁寧で安心しました」と言っていただけると、こちらも救われる思いでした。
クレーム対応について詳しくはこちら

これから始める人へ|わたしからのメッセージ
「やってみたい」と思ったその気持ちが、何よりのスタートラインです。
うまくいかないことがあっても、やめてもいいし、また始めてもいい。年齢に関係なく、自分のペースで試しながら進められるのが、ネット販売のいいところです。

うまくいかないこともあったけど、”やってみてよかった”が今の気持ちです
作品には人柄や想いがにじむもの。誰かのもとに届いたとき、そのひとつが小さな喜びや役立ちになる。そんな経験を、ぜひ味わってほしいです。
わたしが一歩を踏み出したきっかけ

まとめ
- スマホと気持ちがあれば、50代からでも始められる
- 自分に合った販売サイトを選ぶことが大切
- 最初はあるもので十分。必要に応じて道具を整えていけばOK
- 小さな経験の積み重ねが、自信と楽しさにつながる
ネット販売に不安がある方にも、「これならできるかも」と思ってもらえたらうれしいです。
まずは一歩、何でもいいから出品してみてください。
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