スマホでできる写真調整|ハンドメイド作品を“伝わる1枚”に整えるコツ

販売の記録・実践メモ

撮ったままの写真、なんとなく暗かったりサイズ感がわかりづらかったりしませんか?
この記事では、特別なソフトを使わず、スマホの標準機能でできる写真の整え方をご紹介。
ハンドメイド作家として試行錯誤してきた、伝わる・整う・印象がよくなる写真調整のポイントをまとめました。

撮影方法については、こちらで詳しく書いてます。

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※現在使用しているのは、iphone13(ios18.5)になります。

調整しすぎず、でも少し整える

商品写真の調整は、「少しだけ整える」というのが私の基本方針です。
自然な明るさや雰囲気を大切にしながら、スマホの標準機能でもできる範囲で仕上げています。


まずは自動調整+明るさを微調整

撮影後は、まずスマホの標準写真アプリで自動調整を試してみます。
もし自動でいい感じに整ったら、明るさを少しだけ足して完成です。

ただ、自動調整は全体的に色が強く出すぎることもあるので、そのまま使えることは意外と少なめ。
そんなときは、まず露出を調整してから、明るさを微調整。それだけでも、写真の印象がぐっと自然になります。

もかとも
もかとも

自動調整って便利そうで難しい…結局ほぼ毎回、手動で明るさいじってます…!


「色」より「雰囲気」が近くなるように

色味が実物と少し違うと感じたときは、「暖かさ(ホワイトバランス)」の調整を軽く試してみます。
ただ、色をぴったり合わせようとするよりも、全体の“雰囲気”が近くなることを意識しています。

あまりいじりすぎると、見た目の印象が変わってしまうので、整えるのは最小限。
その分、撮影時の光の当たり方や、明るい時間帯での撮影を工夫するようにしています。


Photoshopでは細部の“気になる部分”だけ

Photoshopも使っていますが、本格的な加工というよりは、「あ、ホコリがついてた!」というときのちょっとした修正専用

色の補正や合成などはほとんど使わず、
“気づいた人だけが気になるような部分”をさりげなく整えるくらいにしています。


このように、スマホの機能でも、写真は十分きれいに仕上がると実感しています。
“映え”より“伝わる”を大切に、自分の作品らしい写真になるよう、シンプルな調整を心がけています。


商品写真として伝わりやすくする工夫

明るさや色の調整に加えて、私が気をつけているのは「見る人に伝わりやすいかどうか」。
写真は、実際に手に取れないネット販売において、商品の第一印象そのものになります。

そのため、ただきれいに見せるだけでなく、“わかりやすさ”や“印象の統一感”を意識しています。


商品ごとの大きさを揃えて見せる

同じシリーズのバッグでも、サイズ違いがいくつかあることが多いです。
そのときに商品ページで写真を並べて見たとき、サイズ感の違いが伝わるように、写る大きさを揃えるよう意識しています。

具体的には、バッグのサイズごとに「表示される大きさを揃える」ように写真を調整しています。
画面に対しての占有率をそろえると、パッと見た時にどれが大きくてどれが小さいのかが、自然と伝わりやすくなるからです。


もかとも
もかとも

あとで並べて見たときに『あれ?この写真だけやたら大きくない?』ってなった経験、何度もあります…笑

余白があることで大人っぽく見える

個人的にとても大切にしているのが「余白の使い方」です。
画面いっぱいにバッグを写すと迫力は出ますが、あえて少し引きで撮ることで、余白が生まれます。

この余白があることで、すっきりとした印象になり、
落ち着いた大人っぽさや、丁寧な雰囲気を演出することができます。

もちろん、ブランドによっては画面いっぱいの元気な写真が似合う場合もあります。
シンプルで上品な印象を大切にしたい場合は、「少し引き気味の写真」が効果的だと感じています。


写真も“更新”して育てていく

販売後も、写真を見直すことがあります。
時間が経つと、自分の目も少し変わってくるから不思議です。

「もっとこう見せたほうが伝わるかも」と思ったら、写真を撮り直して差し替えることも。
写真も商品と同じように、育てていくような感覚で手を入れています。


このように、写真はただ撮って終わりではなく、“伝える道具”として調整しながら育てることを心がけています。

おわりに|“ちょっと整える”が、写真の印象を変える

写真は、ネット販売における「商品との最初の出会い」
だからこそ、撮影だけでなく
“調整のひと手間”もとても大切だと感じています。

プロのような仕上がりを目指すというより、
「伝わる写真」になるように、ちょっと整える。
それだけで、印象がグッと変わります。

難しいテクニックは使わなくても、スマホの標準機能だけでも十分。
少しずつ工夫を重ねて、自分らしい見せ方を見つけていけたらいいなと思っています。

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