「製作に夢中になるとあっという間に時間がすぎて、家事が何もできていない…」
「もっと制作の時間がほしいのに、家事で気づけば1日が終わってしまう…」
ハンドメイド販売を続けていると、こんな悩みはつきものですよね。
わたし自身、子育ても一段落した50代の主婦として、家事や暮らしとのバランスに悩みながら、少しずつ自分なりのペースを見つけてきました。
ポイントは、「完璧にこなそう」としないこと。そして、自分に合った方法を見つけることだと感じています。
このページでは、わたしが普段どのように制作時間を確保しているか、家事との両立で意識していることをご紹介します。
時間がなくて悩んでいる方のヒントになればうれしいです。

家事に時間を取られすぎない工夫
時短家電を活用して家事時間を短縮
家事の中でも、毎日のごはん作りは意外と時間を取られますよね。
そこで私が頼りにしているのが、調理家電のホットクックです。材料を入れてスイッチを押すだけで、一品完成。火加減の見張りも不要なので、その間にアイロンがけや制作の下準備など、別の作業にあてられます。
しかも、ホットクックで仕上げた料理は驚くほど美味しいんです。
「手抜き」ではなく、むしろ“おいしいごはんのために使っている”という感覚なので、後ろめたさを感じることもありません。
「自分で作ったほうが早いかも」と思っていた時期もありましたが、実際に使ってみるとその便利さにびっくり。味付けも家族の好みに調整できるので、不満が出ることもありません。
人気の調理家電だけあって、ネットにはたくさんのレシピが紹介されており、献立に迷うこともほとんどなし。
時間も気力も節約できることで、「もうひと踏ん張り」する余裕が生まれます。自動調理の力、あなどれません。
わたしが使っているのは古いタイプ
新しいタイプは機能も性能もアップしていて、作れる料理の種類も広がっているみたいです。
容量は一つ上のKN-HW24Hと容量の少ないKN-HW10Gがあります。
ご家族の人数に合わせて選ぶと良いと思います。
我が家(3人)が使っている容量はこちら▼
自動調理は他のブランドからもたくさん出ているので、それぞれの欲しい機能、予算などで決めても良いと思います。
とにかく、時短調理家電は買って損はしないです。
献立の固定化とミールキットの活用
献立を考える時間も、意外と負担になっていませんか?
我が家では、平日の夜ごはんをある程度「固定メニュー」にして、悩む時間を減らしています。たとえば、月曜は炒め物、火曜はカレー、といった具合にざっくり決めておくだけでも気がラクになります。
さらに、私は生協のミールキットもよく活用しています。カット野菜と調味料がセットになっているので、包丁をほとんど使わずに済み、後片付けもとてもラク。
主菜が決まっていれば、あとは簡単な副菜を1~2品添えるだけで十分です。
「今日のごはん、どうしよう」と悩まなくていいだけで、気持ちにもゆとりが生まれますよ。
やらない家事を決めて手放す

「やらない家事」を決めるって、ちょっと勇気いるけど大事かも。
全部をきちんとやろうとすると、時間も体力も足りなくなってしまいます。
そこで私は、「やらない家事」を意識的に決めるようにしています。たとえば、掃除は毎日しない、寝る前にシンクに食器が残っていても、そのまま。翌朝まとめて洗います。
食器を洗うタイミングも1日の中で固定して、それまではためておくようにしています。
こういった工夫は性格にもよりますが、私は完璧を求めないと割り切ることで、気持ちにゆとりが持てるようになりました。
最初は少し罪悪感もありましたが、「やらないと決める」ことで心が軽くなり、制作に集中できる時間が自然と増えました。
頑張りすぎず、手放せるところは手放す。これも、ハンドメイドを続けるための大切な工夫だと感じています。
制作のための時間のつくり方

「時間」ではなく「工程」で作業を区切る
「30分だけ作業しよう」と思っても、ちょうど中途半端なところで終わると、気持ちがモヤモヤしてしまうことがあります。そこで私が取り入れているのは、「時間」ではなく「工程」で区切る方法です。
たとえば「今日は裁断だけ」「明日はミシンで縫うところまで」と、工程ごとに作業を切り分けるようにしています。こうすることで、終わった感が得られ、気持ちもすっきり。
時間が読めない日でも、「この作業だけは今日やろう」と決めておくと、少しずつでも確実に進めることができます。
集中できる時間帯を見極める
人によって集中しやすい時間帯はそれぞれ違いますが、私の場合は日中、午後14時くらいまでが一番はかどります。
朝は食器洗いと洗濯だけをさっと済ませて、気持ちよく作業に向かえるようにしています。
逆に夕方以降は、家のことが気になり始めて、なかなか集中できません。そのため、制作はできるだけ早い時間に済ませて、夕方以降はSNS投稿の準備や、ブログの執筆など頭を使う作業にあてています。
「いつやると自分が動きやすいか」を意識すると、無理のない自分のペースが見えてきます。
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1日の流れを見直して優先順位をつける
やりたいことがたくさんある日ほど、結局どれも中途半端になりがちです。そんなときは、1日の流れをざっくりと振り返り、あらかじめ優先順位をつけるようにしています。
たとえば「今日は制作が最優先、掃除はサボってOK」と割り切ったり、「午前中にここまでやれば午後は自由に使える」と逆算して動いたり。
毎日完璧でなくてもいい。自分の中で「これができたらOK」というラインを決めることで、達成感が生まれ、前向きな気持ちで過ごせます。

正直、全部は無理。だから“割り切り”が続けるコツになってます。
それでも時間が取れないときは
完璧を求めず“できること”に集中
思うように時間が取れない日は、どうしても「今日もできなかった」と落ち込んでしまいがちです。
でも、そんな日こそ“できたこと”に目を向けるようにしています。
たとえば、発送用の袋を準備できた、インスタの投稿だけできた——それでも十分。
新作のアイデアを頭の中で少し考えただけでも、「今日も前に進めた」と思えるようにしています。
完璧を求めすぎると、続けるのが苦しくなってしまいます。
「今日はここまでできた」と思えることを見つけるだけで、気持ちが少し前向きになりますよ。
頑張ることで家族が自然と協力してくれる
制作活動は、家族の理解があってこそ続けられるもの。
私は「手伝って」とお願いするよりも、まずは自分がコツコツ続けている姿を見せるようにしてきました。
すると少しずつ、「今日はこれ手伝おうか?」と、自然に声をかけてくれるように。最初から協力を求めるのではなく、自分の姿勢が伝わることで、気づけば支えてくれている——そんなこともあるのだと感じています。
以前、怪我をして発送に行けなかったときには、家族が代わりに手伝ってくれたこともありました。
自分一人で抱え込まなくて大丈夫。
周りに感謝しつつ、甘えられるところは甘えていい。そう思えると、気持ちもラクになります。
最低限こなしていれば十分

時間に追われると、「あれもできていない、これも」と自分を責めがちですが、私は「最低限できていればOK」と考えるようにしています。
洗濯物がたためなかった日があっても、晩ごはんが手抜きになっても、生活が回っていれば十分です。そのゆるさが、心にも余裕を与えてくれます。
理想を追いすぎず、自分にとっての“最低ライン”を知っておくことが、毎日を気持ちよく過ごすコツだと感じています。

子育てが終わっても、家事の悩みはなくならないんですよね…
まとめ
子育ても一段落し、少し自分の時間が持てるようになったとはいえ、家事に追われる日々の中で制作の時間を確保するのは、やはり簡単ではありません。
だからこそ、「やらないことを決める」「工程で区切る」「できたことに目を向ける」など、小さな工夫を積み重ねながら、自分なりのペースを整えていくことが大切だと感じています。
完璧じゃなくても大丈夫。最低限こなせていれば、それで十分。
無理なく続けていくことが、長くハンドメイドを楽しむコツなのかもしれません。
日々の暮らしの中で、あなたらしい制作のリズムが見つかりますように。
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