minneとCreemaどっちがいい?販売経験者が比べてわかった違いと選び方

ハンドメイド販売


「ハンドメイド作品、もっと多くの人に見てもらえたら…」

minneで販売を続けてきた私にとって、そんな思いが強くなってきたのはごく自然な流れでした。
けれど、いざ次の一歩としてCreemaを考えたとき、「本当に自分に合ってるの?」「レベルが高くてついていけないんじゃ…」と、不安がよぎったのも事実です。

そこで今回、minneでの実体験をもとに、Creemaとの違いや特徴を調べた上で、販売者目線で比較してみることにしました。
同じように迷っている方の参考になればうれしいです。

どっちが自分に合ってるのか、正直よくわからなくて…

  • minneとCreemaの主な違いを比較表でチェック
項目minne(ミンネ)Creema(クリーマ)
利用者層20〜40代女性中心
カジュアル層
30〜50代女性中心
こだわり派が多い
販売手数料10.56%(税込)11〜12%(税込)※ランク制
作品の傾向手頃で日常使いしやすい作品が多い一点ものや素材重視の作品が多い
操作のしやすさ◎ 初心者でも使いやすい○ 慣れれば問題なし
レビュー・反応反応が早くモチベにつながりやすい丁寧なレビューややりとりが多い
ブランディング作品の魅力で勝負作家の世界観を重視
特集・露出季節の特集や掲載機会が豊富独自編集の特集が魅力
リアルイベントminneマーケットなど不定期開催あり常設店・百貨店催事・イベント出店あり

▶︎ minneの公式サイトはこちら:minne
▶︎ Creemaの公式サイトはこちら:Creema

ここからは、項目ごとに具体的な違いをくわしく見ていきます。

minneとCreema、それぞれの特徴を整理

minne(ミンネ)の特徴


minneは、ハンドメイド初心者にとって始めやすい販売プラットフォームです。

その理由は、登録や出品のハードルが低く、操作画面も直感的でわかりやすいからです。

たとえば私自身も、販売経験ゼロの状態からminneで初出品をした際、スマホから写真をアップして説明文を入力するだけで簡単に出品できました。

そのうえ、季節のキャンペーンやピックアップ掲載など、作品が見てもらえる機会も多く、反応が見えるのも嬉しいポイントです。

minneは「まずやってみたい」という人にぴったりの、ハードルの低い販売の入り口として非常に優れたサービスだと感じます。

Creema(クリーマ)の特徴


Creemaは、作品の世界観や作り手のこだわりを大切にしたい人に向いている販売サイトです。

その理由は、Creema全体に「一点もの」や「上質な作品」が並ぶ傾向があり、価格よりも価値を重視するお客様が多いからです。

たとえば、天然素材を使った作品や、独自のデザインにこだわったアイテムが高価格でもしっかり売れている印象があります。

また、特集記事やギャラリー展示、百貨店イベントなど、作家としての活動を広げる機会も豊富です。

Creemaは、単なる販売の場というよりも、自分の世界観やブランディングを意識したい方にとって、有力な選択肢になり得ます。

minneでの販売経験から感じたリアルな魅力と課題

始めやすく、反応も見えやすいminne

minneは、出品した作品への「反応の早さ」が実感しやすいプラットフォームです。

というのも、minneはアプリ利用者が多く、スマホで気軽に作品を見て購入するお客様が多いため、レビューや「お気に入り」がすぐに付く傾向があります。

実際、私が初めて出品したときも、数時間後にはアクセスがあり、数日以内に「かわいいですね!」というコメント付きでご購入いただけました。

こうしたリアクションがあると、自分の作品が届いているという実感が持て、モチベーションにもつながります。

minneは、販売活動を始めたばかりの方が「続けてみよう」と思えるきっかけを与えてくれる場所だと思います。

気になる点〜価格競争と埋もれやすさ

minneでは、価格競争や埋もれやすさが課題になることがあります。

その理由は、登録作家や出品数が非常に多く、似たような作品がたくさん並ぶため、個性や魅力が伝わりにくくなるからです。

私自身も、他の作家さんと近いデザインや色合いの商品を出した際、閲覧数が伸びずに悩んだ経験があります。価格を下げれば売れるかもしれませんが、それでは利益が残らず継続も難しくなってしまいます。

だからこそ、写真や説明文で差別化したり、色や素材で工夫を加えるなど、埋もれないための「見せ方」も重要になります。

minneは始めやすい一方で、継続的に売るには工夫と戦略が必要な場でもあると感じています。

Creemaを検討するうえで調べたポイント

手数料・販売の仕組みの違い


販売手数料はminneとCreemaでわずかな差がありますが、価格設定の自由度や作風との相性で感じ方が変わってきます。

理由として、minneは一律10.56%(税込)に対し、Creemaは11〜12%とやや高め。ただし、Creemaでは高価格帯でも購入されやすい傾向があり、値段設定に柔軟性を持ちやすいのが特徴です。

たとえば、同じバッグをCreemaで少し高めに出品している作家さんもおり、素材のこだわりやストーリー性が価格に反映されていると感じます。

一見すると手数料の差は気になりますが、売れる価格帯や作品の伝え方次第で、結果として手元に残る利益が変わることもあります。

そのため、単に数字の比較ではなく、自分の販売スタイルと相性を見ながら選ぶのがポイントです。

作品の傾向とターゲット層


Creemaでは、独自性や素材へのこだわりが感じられる作品が好まれる傾向があります。

その理由は、購入者が“作家の世界観”や“一点もの”に価値を感じて選んでいるからです。

実際にCreemaで人気のある商品を見ていると、個性的なデザインやアート性の高い作品、素材や工程について丁寧に語られている商品が多く見られます。

ターゲット層も30〜50代の女性が中心で、「量産品では満足できない」という想いを持つ方が多い印象です。

そのため、既製品に近いシンプルな商品よりも、“作家の想い”を込めた作品が選ばれる傾向があります。

Creemaでは、作品の見せ方やストーリーも含めて、「その人にしか作れないもの」が求められていると感じます。

Creema独自の販路展開

Creemaは、オンラインにとどまらず、リアルな販路でも作家活動を広げられるのが魅力です。

その理由は、百貨店イベントや常設店舗「Creema Store」など、実店舗での販売チャンスがあるからです。

たとえば、渋谷ヒカリエにあるCreema Storeでは、作家の選定を経て商品を置いてもらえる仕組みがあり、実物を手に取ってもらえる貴重な機会になります。

さらに、年に数回開催される「Creema Craft Party」などの大規模イベントでは、直接お客様と交流しながら販売できる場も提供されています。

こうしたリアルとネットをつなぐ販路があることで、単なるネット販売に留まらず、「作家活動」としての広がりを感じられるのがCreemaの大きな特徴です。

どちらを選ぶ?販売スタイル別の考え方

価格を抑えた作品を多く出したい → minne向き

価格を抑えたシンプルな作品を、定期的に出品したい方にはminneが向いています。

その理由は、minneのユーザー層が「手に取りやすい価格」で「日常使いできるもの」を探している傾向があるからです。

私自身も、ベーシックな帆布バッグをminneで出品したところ、2,000〜4,000円台の価格帯に反応が集まりました。レビューからも「気軽に使える」「毎日使いたい」といった声が多く届きました。

minneでは「暮らしに馴染む」デザインや価格設定が歓迎されやすく、数を出していく販売スタイルと相性が良いと感じます。

量より質を追求する作風でなければ、まずminneからスタートするのは、とても現実的な選択肢です。

素材やデザインへのこだわりをしっかり伝えたい → Creema向き


作品へのこだわりを丁寧に伝えたい方には、Creemaが特に向いています。

というのも、Creemaの利用者は「一点もの」や「作り手の想い」に価値を感じて購入する傾向が強いからです。

たとえば、同じトートバッグでも「素材選び」「縫製の工夫」「暮らしの中でどう使われるか」などを文章や写真でしっかり伝えることで、共感を得やすくなります。Creemaでは、そうした“背景”や“ストーリー”が購入の決め手になることも珍しくありません。

だからこそ、価格だけで勝負するのではなく、自分の表現や理念まで含めて届けたいという作家さんにはぴったりの場所です。

Creemaは、“モノ”だけでなく“想い”ごと届けたい人にとって、心地よい販売の場だといえます。

併用することで広がる可能性も


minneとCreemaは、どちらか一方を選ぶのではなく、併用することで可能性が広がります。

その理由は、両サイトでユーザー層や求められる作風が少し異なり、それぞれに適した作品を出すことで販路を広げられるからです。

たとえば私の場合、シンプルで日常使い向けのバッグはminneに出品し、素材にこだわった一点ものや季節限定品はCreemaで展開する、という使い分けを検討しています。

また、販売先を分けることで作品のテストにもなり、どんなお客様にどの作品が響くのかを知る手がかりにもなります。

どちらのサイトも活用することで、自分の世界観を多面的に伝えつつ、販売のチャンスを広げていくことができるのです。

よくある質問|minneとCreemaで迷ったときに知っておきたいこと

minneとCreema、どちらで始めたらいいのか悩んでいる方は多いと思います。
はじめての出品は不安がつきもの。

ここでは、わたし自身も気になった疑問をもとに、販売を検討するうえで押さえておきたいポイントをQ&A形式でまとめました。

Creemaも気になっているけど、minneとどう違うのかよくわからなくて…

Q1:Creemaは初心者でも出品できる?

はい、可能です。Creemaには出品審査がなく、誰でも登録・出品できます。ただし、Creemaでは作品の写真や紹介文に“作家としてのこだわり”が求められる場面もあるため、初めて出品する場合は、まずは他作家のギャラリーを参考にしながら出品準備をすると安心です。

▶︎ minneの公式サイトはこちら:minne
▶︎ Creemaの公式サイトはこちら:Creema

Q2:minneとCreema、どちらが売れやすい?

作品のタイプによって異なります。カジュアルで実用的な作品はminneの方が売れやすく、価格設定も手頃な方が反応が良いです。一方、Creemaでは一点ものや高価格帯の作品も売れやすく、世界観を大切にしたい方に向いています。

わたしがminneでの販売を選んだ理由については、こちらの記事で詳しく書いています。

今使っている販売サイトはminne。わたしが選んだ理由
ハンドメイド販売のサイト選びに迷ったわたしが、minneを選んだ理由。始めやすさや雰囲気、自分に合うかどうか…その過程を綴りました。

まとめ|minneとCreema、どちらが自分に合っている?

この記事では、minneでの販売経験をもとにCreemaとの違いを比較してきました。
実際に使ってみて感じたことや、調べてわかったことをふまえて、最後に「どう選ぶか」「どう進めるか」のわたしなりの考えをまとめてみます。

もかとも
もかとも

これから販売を始める方のヒントになればうれしいです。

minneとCreemaは、どちらもハンドメイド作家にとって心強い販売プラットフォームですが、それぞれに「向いている作品のタイプ」や「お客様との距離感」に違いがあります。

minneは、気軽に始めたい方や、日常使いの作品をたくさん出したい方にぴったり。一方Creemaは、世界観や素材へのこだわりを丁寧に伝えたい方に向いています。

わたし自身、minneでの経験を活かしつつ、今後はCreemaへの出品も検討しているところです。

まずは「自分の作風に合った場所」を見極めながら、小さく試してみることが、次のステップにつながるのかもしれません。

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